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パン屋としての原点と、積み重ねてきた価値をブランドの力に。
継続的な支援を通じて、企業とブランドの“らしさ”を社内外へ発信【後編】

食品製造

グンイチパン株式会社様

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  • イベント
  • ロゴマーク

群馬県伊勢崎市を拠点に、ベーカリーブランド「パーネデリシア」を展開するグンイチパン株式会社。1954年の創業以来、地域に根ざしたパンづくりを続け、現在では群馬・埼玉に店舗を展開するほか、学校給食など幅広く事業を展開しています。
2024年に創業70周年という大きな節目を迎えた同社。マルキンアドでは、周年ロゴや社史、ノベルティなどの周年施策を通じて、これまで歩んできた歴史や会社の価値を改めて整理し、社員やお客様へ伝える取り組みを支援しました。

さらにその後、グンイチパンのコーポレートサイトをリニューアル。パーネデリシアのブランドサイトとの役割を整理しながら、会社の歴史や採用情報など、企業として伝えるべき情報を再構築しました。
今回は小此木様に、創業70周年に込めた思いや周年施策を通じて感じた社内の変化、コーポレートサイトリニューアルの背景とその成果、そしてグンイチパンがこれから目指していく姿について伺いました。

「70年続いている会社」を、
社員自身に誇りに思ってほしかった

創業70周年を迎えるにあたり、どのような思いがありましたか?

小此木おこのぎ様:

私自身70年という数字は、会社にとって一つの大きな節目だと思っていました。だからこそ、創業70周年では「会社が70歳になることを、社員に誇りに思ってもらいたい」という思いが一番にありました。
私自身、曽祖父がつくったこの会社と一緒に育ってきたようなところがあります。子どもの頃にはパンの粉袋で遊んだり、学校帰りにパン職人の方からパンづくりを教えてもらったりしていました。

だからこそ、私はグンイチパンという会社をすごい会社だと思っていますし、家業に戻ってきたときにも、「この会社のすごさを、もっと社員にも感じてもらいたい」と思っていました。
まだ会社として成長できる部分は多くありますが、グンイチパンという会社が持っている価値はもっと高いはずです。その価値を伝えることで、いつか社員に「グンイチパンに入って良かった」と思ってもらいたい。それが、創業70周年を機にさまざまな取り組みを行った一番の理由です。

70年の歴史を振り返り、今の仕事の価値を改めて見つめる

社史制作などを通じて会社の歴史を振り返り、どのような発見がありましたか?

小此木おこのぎ様:

昔の写真などを見返して、改めて「当時は相当な苦労があったのだろう」と感じました。
グンイチパンは1954年創業です。当時の白黒写真を見ると社員数も少なく、今とはまったく異なる環境でした。まだ戦後の復興途中だった時代に事業を始め、そこから70年間続けてきたこと自体、本当にすごいことだと思います。そうした歴史を社史という形で残せたことには、それまでの思いも含めて大きな意味があるなと感じていました。

また、会社の理念には「社会の発展に貢献する」という言葉があります。
パン屋が社会に果たす役割というと、何か特別なことをしなければいけないように感じるかもしれません。しかし私は、専門店のパンを毎日地域に届け続けること自体に意味があると思っています。地域の方が日常的にパンを買えて、美味しいパンを食べられる。その当たり前を支えることも、パン屋の大切な役割です。
社員にも、「自分たちが今取り組んでいる仕事は素晴らしい仕事なのだ」ということを感じてもらいたいと思っています。

周年施策を、会社やブランドへの愛着を育てるきっかけに

創業70周年の周年施策で、特に印象に残っているものはありますか?

小此木おこのぎ様:

それぞれ思い入れはありますが、周年ロゴは特に印象に残っていますね。
こちらからの要望としては、70という数字が入っていること、パンを取り入れてほしいことなどをお願いしました。その思いを受けて、マルキンアドさんに多くの案を出していただき、その中から直感的に良いと感じたものをベースに決めていきました。
また、ノベルティもいろいろと制作しました。社員も楽しんでくれましたし、お客様にもスタンプラリーなどを通じて手に取っていただけたのは嬉しかったですね。

会社のロゴが大きく入ったものを「欲しい」と思っていただけるのは、それだけ会社やブランドに愛着を持ってもらえているということだと思います。
その他にも「パーネデリシア巡り」という企画も実施しました。当時の8店舗をすべて回ると特典がもらえる企画で、お客様だけでなく社員も参加できるようにしました。
実際に社員から「今まで行ったことのなかった店舗に行きました」という声もあったりと、普段働いている店舗以外のことを知る機会は意外と少ないので、楽しみながら自分たちの会社やブランドを知ってもらう良いきっかけになったと思います。

会社への理解が深まり、組織にも少しずつ変化が

こうした取り組みを通じて、社内に変化を感じることはありますか?

小此木おこのぎ様:

会社の歴史を整理し、WEBサイトや社史として形にしたことで、「グンイチパンとはこういう会社なんだ」ということが、以前より社員にも伝わるようになったのではないかと思います。
実際、直近では離職率もかなり下がっています。もちろん、待遇改善などさまざまな取り組みを行っているので、すべてがブランドづくりや会社への帰属意識によるものだとは考えていません。
ただ、会社の歴史や大切にしていることを知り、自分たちが働いている会社への理解が深まることも、その一つの要素にはなっているのではないかと感じています。
社員はなかなかそうした気持ちを言葉にはしませんが、会社として良い方向へ変化していることを感じる一つの指標だと思っています。

企業として「何を伝えるか」を、
コーポレートサイトから再構築

その後、グンイチパンのコーポレートサイトをリニューアルしました。
どのような課題があったのでしょうか?

小此木おこのぎ様:

パーネデリシアのブランドサイトができたことで、以前のグンイチパンのホームページは役割が少し曖昧になっていました。
パーネデリシアについてはブランドサイトで伝えられるため、「グンイチパンのコーポレートサイトでは何を伝えるべきなのか」を改めて考える必要がありました。
そこで、まず「誰がこのサイトを見ているのか」を整理してもらいました。
アクセス状況を見ると、スマートフォンよりもデスクトップからの閲覧が多い。そこから、一般のお客様だけではなく、取引先など、何らかの目的を持って会社について調べている方も多いのではないかと考えました。
そのため、パーネデリシアのサイトとは役割を分け、グンイチパンのサイトでは会社の歴史や採用情報など、企業として伝えるべき情報をしっかり掲載する方向へ整理しました。

企業への理解と客観的なデータをもとに、
グンイチパンらしいサイトへ

コーポレートサイト制作では、マルキンアドとどのように進めていきましたか?

小此木おこのぎ様:

アクセス解析など、私たちだけでは判断が難しい部分についても、客観的なデータを見ながらアドバイスしてもらいました。
参考サイトについても、ただたくさんの事例を見せるのではなく、その中から「グンイチパンだったらこれが合いそう」と選んで持ってきてくれるので、そういうところでも私たちのことをちゃんと理解してくれているんだなという安心感がありました。
コンセプトやコピーも一緒にいろいろな案を出しながら考えていきました。その中で「パンが好き」という気持ちを表現できるものを選び、色味やフォント、細かな仕掛けまで相談しながらつくっていきました。
最初から答えが決まっているのではなく、話しながら一緒に考えて、少しずつ形にしていく。そういう進め方が自分たちには合っていたと思います。

サイトURL
https://gunichi.com/

WEBサイトが、会社を知ってもらう新たな接点に

コーポレートサイト公開後、どのような変化を感じていますか?

小此木おこのぎ様:

「ホームページを見ました」と言っていただく機会は、以前より増えました。
特に採用では、応募者の方がホームページを見ていることを面接の中でも感じます。若い方ほど、応募する前にしっかり会社について調べている印象があります。
また、取引先からの問い合わせにつながるケースもありました。企業同士の取引で、特に大手の企業様などは、最初にホームページを見て「どのような会社なのか」「信頼できる会社なのか」を確認されることも多いと思います。
そうした意味でも、企業としてきちんと情報を発信できる場所を持つことは大切だと感じています。

「私たちはパン屋」。
原点を大切に、会社としてもっと成長していく

今後、グンイチパンとしてどのようなことに挑戦していきたいですか?

小此木おこのぎ様:

まずは「美味しいパンをつくる」という原点を、もう一度大切にしたいと思っています。
会社である以上、利益を出さなければなりませんし、経営上守るべき数字や指標もあります。しかし、数字だけを追ってしまうと、本来大切にしてきたものが見えづらくなることもあります。
だからこそ、「自分たちはパン屋である」ということに立ち返りたいと考えています。
パン屋として美味しいパンをつくること。パンが好きだという気持ちを大切にすること。そして、お客様に喜んでもらうこと。
店舗を増やすといった数字の目標もありますが、それ以上に、会社そのもののレベルを上げていきたいという思いがあります。
そして、創業70周年の時にも感じていたように、グンイチパンという会社そのものに誇りを持つ社員がもっと増えてほしい。
そこが強くなれば、会社はさらに良くなっていくと思っています。

まだ表現しきれていない企業の価値を、
一緒に見つけてくれる

マルキンアドを、どのような企業におすすめしたいですか?

小此木おこのぎ様:

実際に、一社紹介させていただいたことがあります。
とても良い会社で、良い経営や良い仕事をしている。しかし、その良さをまだ十分に表現しきれていない。そうした企業には、マルキンアドさんと関わることで、さらに良くなる部分があるのではないかと思っています。

マルキンアドさんの良さは、相手のことを理解しようとしてくれる姿勢だと思います。
自分たちのやり方を一方的に押しつけるのではなく、こちらの会社について知った上で、一緒に考えてくれる。まだ形になっていないものを一緒に見つけ、それを表現していく。そうしたところが強みなのではないでしょうか。
自分たちでは当たり前だと思っていて、まだ外に表現できていない価値を持っている会社にとって、一緒に考えながら魅力を形にしてくれるパートナーだと思います。

創業70周年という節目を、単に祝うだけではなく、会社の歴史や仕事の価値を改めて見つめる機会にしたグンイチパン様。その取り組みは、社員の会社への理解や愛着を深めるとともに、「企業として何を伝えるのか」を考え直すコーポレートサイトのリニューアルへとつながりました。

「私たちはパン屋」という原点を大切にしながら、社員が自分たちの仕事や会社に誇りを持てる組織へ。これからもグンイチパン様らしい価値をともに見つけ、社内外へ届けるお手伝いを続けていければと思います。貴重なお話をありがとうございました。
※掲載内容は取材当時のものです。

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