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デザイナーは「感覚の人」ではなく「考える人」である! | デザインやWEBに関する情報を発信する【まるログ】

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デザイナーは「感覚の人」ではなく「考える人」である!

デザイナーは「感覚の人」ではなく「考える人」である!
デザイナーは、“センスや才能ある人がなれるもの” “感覚の優れている人の職業”などと思われがちですが、それは大きな間違いです。デザイナーの職能として色彩感覚やデッサン力、イメージしたものを形にする技術やテクニックが必要なことは事実ですし、それらの技術は、一朝一夕に身につけることのできないものであることも確かです。
思考からデザインへのアウトプットしかし、それらは最終的なアウトプットとしての装飾的要素であって、デザインのための必要十分条件ではありません。私が思う良いデザインとは「どう考えたのか」ということが形となって表出し、社会の中で正しく機能するものであり、また、テクニックで誤魔化したり独善的な「感覚」に頼ることなく、物事に対して注意深く「考える人」であることの方がデザイナーにとっては大切だと思っています。

デザイナーと芸術家の違い

デザイナーと芸術家の違い以前、デザイナーと芸術家の違いといった話をこのブログでも書きましたが、再度記述させていただきます。デザイナーの仕事の多くは、クライアントから依頼されて始まります。つまり、社会の側にすでに存在している問題やニーズの解決のために必要とされ制作されるのがデザイン。一方で芸術家は、自分の中に制作の動機や発端の生まれる場所、始まりがあり作品が生まれると考えられます。
別の言い方をすれば、デザインは「他者のニーズ」に対して「考える」仕事であり、アートは「自分の中のメッセージ」について「考える」もの。制作されたデザインはクライアントの作品であり、アートは芸術家本人の作品となります。

デザインとは、他者のビジョンを形にする仕事

デザイナーは引き出し役デザインとは、他者(クライアント)のニーズ、他者のビジョン(理念)を形にする仕事です。ビジョンとはクライアントの未来であり、今後未来がどうあるべきなのか、それらを打ち合わせの中で一緒に話し合いながらまとめ、形にする仕事です。そして、ビジョンを実現させるために様々な角度から解決方法を探り、コンセプトを定めデザインしていくのですが、デザインはその良し悪しによって、クライアントの未来を左右してしまうとても責任の重い仕事なのです。
デザイナーにお願いすれば、魔法のように次々とアイデアや形が出てくると思っているクライアントも多いように思いますが、デザイナーの役目はあくまでも「引き出し役」であり、主体はクライアント側にあります。ですから、打ち合わせの段階でデザイナーが様々な角度からヒヤリングを行うことがとても重要で、その中でいかに問題の本質について引き出せるかがポイントになります。また、プロセスの中で、クライアント自身もデザインが“自分ごと”であることを認識し、新しいビジョンについて共につくり上げていく意識を持ってもらうことも大切だと考えています。

リサーチよりも、未来を感じられるストーリーを!

未来を感じられるストーリーをマーケティングリサーチも、問題解決に対して手段の一つであるとは思いますが、最大公約数的で無難な結果になることも多いように感じています。クライアントが必要としているものは、調査したデータには表れ難い「論理的思考を超えた、未来を感じる施策」だと思うのです。問題を客観的に捉えた「視点」や解決に向けた「アイデア」や「ビジョン」、多くの人が「そうだよね!」と共感できるリアリティあるストーリーを求めているように思います。
では、共感できるリアリティあるストーリーはどうやって生み出すのか?デザイナーの佐藤可士和さんが著書の中で以下のように記述にしています。

リアリティを掴むためには、「人間の根源的な部分に訴える」。時代を問わず変わらない人間としての根っこの部分に訴える。時代に左右されない人間の根っこの部分を掘り起こし、本質的な価値に中心を置き、ストーリーや戦略を組み立てる、そのことで新たな突破口が見えてくる可能性は大きくなる。
(「佐藤可士和のクリエイティブシンキング」 より)

確固としたビジョンから生み出された、人間の本質的な思いを揺さぶるリアリティあるストーリーは、クライアントだけでなくユーザーや社会全体に響き、明るい未来へと繋げてくれるものになっていくのだろうと私も強く信じています。

デザイナーは、献身的に「考える人」であることが大切

デザイナーは献身的に「考える人」このように、デザインは他者のビジョンを形にするものであるがゆえに、デザイナーは自分本位ではなく他者の利益、広くは社会全体の利益を最優先させて問題解決について「考える人」でなければいけません。クライアントやユーザーの目的達成や成功への喜びに寄り添うとともに、ビジョンの実現に対し努力を惜しまないことがデザイナーの資質であるように感じています。モノやコトに意味を与え、秩序を構築し社会に向けて機能する良いデザインのため、デザイナーは、常に献身的に「考える人」でなければいけないのだと自分自身にも言い聞かせています。

クリエイティブディレクター・アートディレクター / O.H