ユーザーにとって価値ある情報を繰り返し発信していく「まるログ」

SEO対策の基本を解説!成果を出すSEO対策基本知識と方法

web_img01

WEBサイトを立ち上げたが、検索順位が低くアクセス数が伸びない…。
SEO業者に頼むのは費用もかかるし、だいたい確実に成果は出るのだろうか…
こんな状況に陥っている企業のWEB担当の方や、自営業の方は多いのではないでしょうか?

SEO対策はそれだけを生業とする会社があるほど、突き詰めるとかなり奥が深く必要な知識も専門的になってきます。
ここではSEO対策初心者の方でも実践可能な基本的な方法を紹介します。基本と言っても、これから紹介するSEO対策を実践すれば検索順位は大きく変わるはずです。

SEO対策とは

まずはSEO対策の実践に入る前に、SEOとは何かを理解しましょう。
SEOはSearch Engine Optimizationの略称で、日本語訳すると「検索エンジン最適化」です。
SEO対策とはGoogleやYahoo!などで検索した際に、より上位に表示されるようにWEBページを書き換えることを言います。言い換えると、そのWEBページにどんな情報が書かれているのかを検索エンジンにとって解りやすくしてあげることです。

これだけを聞くと、SEO対策とは検索エンジンのことだけを考える対策のように思うかもしれません。しかしSEO対策においてもっと大切なのは「検索ユーザーの気持ち」を考えることが重要になります。

キーワードの選定はユーザーの気持ちと、
データから考える

SEO対策はキーワードの選定から始まります。
キーワードとはGoogle等で検索する際に入力する言葉のことです。
あなたのWEBサイトやページはどんな情報を提供しているのか?
そのページに訪れるユーザーは、どんなキーワードで検索して訪れるのか?
キーワードの選定はユーザーの目的や、人気キーワードなどを考慮しなければなりません。

たとえば弊社ページのキーワードは「WEB,グラフィック,デザイン,イベント,広告,群馬,東京」です。(キーワードはSEO的には3つ以内にしておくのが効果的です。欲張ってしまいました…)
ここに「群馬」を含めているのは、地元群馬県内の方が「依頼するなら出来るだけ近場で、顔を合わせて打ち合わせをしたい」と考える方も多いのではないかという発想からです。そういった方は恐らく「WEBデザイン, 群馬」等のキーワードで検索してくるのではないでしょうか。
また「WEBデザイン」のみで検索を行った場合、競合するページが多すぎて上位表示がかなり難しくなります。キーワードに「群馬」を含めているのは群馬県内の検索ユーザーだけでも取りこぼさないための施策とも言えます。

SEO対策でページへのアクセスを増やすには人気のあるキーワードを選ぶ必要があります。しかし人気キーワードは必然的に競合性も高くなり上位表示は難しくなります。人気と競合性、キーワードの組み合わせ。そしてユーザーの目的。これらを意識しながらキーワードを選定しましょう。

キーワード選定に便利な無料SEO対策ツール

選定したキーワードを基にコンテンツを制作。SEO対策において最も重要なのは価値のあるコンテンツであること

SEO対策を考える上で、なぜコンテンツが重要なのか?
Googleは「世界中のあらゆる情報を整理して、検索ユーザーに最高の情報を届ける」ことを使命としています。
検索アルゴリズムは、検索ユーザーに価値あるコンテンツを届けるために、日々進化しています。検索システムの穴をつくような、小手先のSEO対策を行っても、すぐに意味をなさなくなります。下手をするとスパム行為と見なされ検索結果から外されてしまうと言う最悪な結果にもなりかねません。
検索エンジンが「価値あるコンテンツを届ける」ことを使命としているのであれば、それに従うのが王道のSEO対策であり、アルゴリズムが変化しても不変的に効果を持続できるSEO対策と言えるでしょう。
SEO対策を考えるのであれば、選定したキーワードを基に、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを制作していきましょう。コンテンツの内容は選定したキーワードに特化したものにすべきです。実際に考え始めると、あれもこれもと色々な内容を盛り込んでしまいがちです。しかしそうすると何を伝えたいのか解りにくい散漫なコンテンツになってしまいます。狙ったキーワードについて内容を掘り下げ、ユーザーが求める情報を提供できれば、それはユーザーにとって価値あるコンテンツと言えるのではないでしょうか。
価値あるコンテンツは他サイトからの良質な被リンクも期待できます。被リンクが増えることでページにクローラーが頻繁に訪れるようになり、ページの情報がより正確に検索エンジンに蓄積されます。これはSEO対策において非常に有利に働きます。
また、良質な被リンクはSEO対策の点から見ても効果が期待できます。

コンテンツの構成を考える際に、同時にSEO内部対策も意識する必要があります。SEO内部対策はコンテンツと分けて考えられがちです。しかし構成を考える上で、当然ページタイトルや見出しなども考える必要があり、この点でSEO内部対策と密接に関係してくるのです。

*クローラーとは
WEB上にあるファイルを収集するためのプログラムです。収集されたデータはインデックス化され検索データベスが作成されます。

*良質な被リンクとは
「良質な被リンク=ナチュラルリンク」です。関連性の高い他サイトからのリンクや、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアからのリンクももちろんSEO的に有効です。人は気に入ったものを他人に話したくなるものです。WEB上で情報が拡散されるには、ユーザーを満足させる価値あるコンテンツを作る必要があるのです。

SEO内部対策の実践方法
〜HTMLの最適化〜

SEO内部対策とは、検索エンジンにコンテンツ内容を正しく理解させるためにHTMLタグなどを最適化することをいいます。ここでは初歩的なHTMLの知識があれば出来る、基本的なSEO内部対策を紹介します。

キーワード

<meta name=”keywords” content=“SEO対策,キーワード,内部対策” />

  • ページあたり3種類以内が適切です。大量にキーワードを設定するとそれだけ効果が薄まります。
  • ページ毎に適切なキーワードを設定してください。
  • その会社やサービスがターゲットとする地名を入れた方が効果的です。
  • キーワード選定は検索数や上位表示の難易度等からバランスを考えて決定しましょう。

タイトルタグ

<title>SEO対策で順位アップ!成果を出すためのSEO対策基本知識と方法</title>

  • タイトルにキーワードを入れてください。
  • 最優先キーワードはタイトルの文頭に入れると効果的です。
  • タイトル内でキーワードを多用しすぎるとペナルティ対象になる可能性があります。
  • 検索時に検索結果に表示されるので、そのページがどんな情報を提供しているのか解る内容にしましょう。
  • 全角32文字以内を目標にしましょう。(字数が多いと検索時に表示しきれません)
  • 他ページとタイトルが重複しないように注意してください。(サイト内に重複したページがあるとみなされ価値が低いと評価されます。SEO的にも不利になります)
  • 社名を入れましょう。(社名で検索されることも多いため)

ディスクリプション

<meta name=”description” content=”SEO対策初心者の方でも実践可能な基本的な方法を紹介します。適切なキーワードの選定から、SEO対策におけるコンテンツの重要性、HTMLタグの最適化などSEO内部対策の方法を紹介します。SEO対策に便利な無料ツールも紹介します。” />

  • ディスクリプション内にキーワードを2~3回入れましょう。
  • 重要キーワードを文章の文頭に入れましょう。
  • そのページを的確に説明する内容にしましょう。
  • 全角124文字以上になると検索結果で「…」表記になるので、それ以内の文字数にしてください。
  • 他ページと重複しないように注意してください。(サイト内に重複したページがあるとみなされ価値が低いと評価されます。SEO的にも不利になります)

h1要素

<h1>SEO対策で順位アップ!成果を出すためのSEO対策基本知識と方法</h1>

  • 最優先キーワードを文頭に入れると効果的です。
  • ページタイトルとして、ページ内容を端的に表す文章にします。

h2、h3要素等

<h2>SEO内部対策の実践</h2>

  • キーワードを含めた方が効果的だが、過度に入れるとペナルティ対象になる可能性があります。
  • 見出しとして、コンテンツを端的に表す文章にしましょう。

その他

  • ページ内のテキストに、キーワードを適度に散りばめましょう。
    最優先キーワードであればページ全体のテキストの5%~7%が適正です。少なくとも3%以上を目指しましょう。7%を超えるとペナルティの対象になる可能性があるので注意が必要です。
    キーワード出現率チェックツール:ファンキーレイティング
  • テキストリンクはリンク先のページ内容を想像できる文言を設定してください。(「詳しくはこちら」等は良くない)

SEO内部対策の実践方法
〜クローラーの巡回頻度を上げる〜

sitemap.xmlの設置

sitemap.xmlはWebサイト内のページを検索エンジンのクローラーに知らせるためのURLリストです。

  • ファイル名はsitemap.xmlに。
  • 設置場所は任意で設定できますが、多くの場合ルートディレクトリにアップします。
    “https://www.marukin-ad.co.jp/sitemap.xml”という感じです。
  • 更新の度にXMLサイトマップをサーバにアップして、Googleウェブマスターツールから「サイトマップの追加」を行います。
  • XMLをGoogleウェブマスターツールに登録することで、サイト内のページ構成などをGoogleに正確に伝えることが出来ます。その結果クローラーが巡回するまでの時間を短縮できます。
  • サイトを制作したばかりで被リンクが少ない場合や、テキストではなく画像を多用している場合は特に重要になります。

sitemap.xml自動生成ツール:http://www.sitemapxml.jp

robots.txtの設置

robots.txt内で指定したページやディレクトリへの、クローラーの回遊をブロックできます。検索エンジンに表示する必要のないページをブロックすることで、その他ページへのクローラー回遊が効率的に行われます。その結果重要なページのクローラー巡回頻度が上がり、SEOを改善することが出来ます。

robots.txtの設定方法

  • ファイル名はrobots.txtに。
  • 設置場所はルートディレクトリにアップします。“https://www.marukin-ad.co.jp/robots.txt”という感じです。
  • 書き方
    User-Agent:*
    Disallow: /test_site/
    Disallow: /old_data/top.html
    
    Sitemap:https://www.marukin-ad.co.jp/sitemap.xml
    

    Disallow: の後にブロックしたいディレクトリやページを指定します。「/」から書いてください。
    Sitemap: の後にsitemap.xmlの設置場所を書きます。

その他

  • パンくずナビを設置しましょう。(クローラーが回遊しやすくなりSEO的に有利になります。ユーザーにとっても階層が解りやすくなります)
  • 階層を深くせず、3階層までとしましょう。階層が深くなるとクローラーが回遊しにくくなります。

SEO対策のまとめ

何度もくどいかもしれませんが、SEO対策はコンテンツが命です。
これから新規でWEBサイトを立ち上げる、またはリニューアルを考えている方は、まずは綿密なキーワード選定から行ってください。そしてキーワードを軸においたコンテンツ制作を心がけます。もちろんユーザーにとって価値あるコンテンツを目指すのは言うまでもありません。
既にWEBサイトを持っていてリニューアルは考えていない方は、キーワードの見直しとSEO内部対策を徹底してください。元々コンテンツが良質であればSEO内部対策だけでも十分に良い結果を望めます。
そして頻繁に新しい情報をアップしていくことも重要です。
実際、弊社WEBサイトはSEO施策前は、狙ったキーワードで20位あたりでした。SEO内部対策を行い、定期的な更新を行うことで、現在ではほぼ常に3位以内をキープしています。
SEO対策はすぐに効果が現れない場合もあります。また、一度制作して放置したままにしていると、だんだん順位が下がってきます。SEO対策は地道にやり続けることが大切なのです。

クリエイティブ局 WEBデザイナー / I.H