ユーザーにとって価値ある情報を繰り返し発信していく「まるログ」

ブログ記事のアクセスアップ方法。SNSの活用とSEOの王道施策。

ユーザーにとって価値あるコンテンツを提供することで、自社のサービスや商品のファンを増やし、売上アップに繋げるコンテンツマーケティング。その手法は色々とありますが、その中でも導入のハードルが低く、比較的始めやすいと言われるのが、ブログなどを活用した「記事系」のコンテンツです。

自社のファンを増やすために最も大切なのは、当然その記事の内容となります。自社のサービスや商品に関連した、ユーザーにとって役立つ情報や、思わず人に教えたくなるような面白ネタや感動もののコンテンツなどが王道です。
でも、いくら良い記事をWEBに公開しても、その存在を多くの人に知ってもらわなければ意味がありません。自分から声を出して知ってもらわなければならないのです。

ブログ記事へのアクセスはどこから来るのか?

アクセスアクセスアップの話の前に、そもそも、ユーザーはどうやってブログを見に来るのか?
ブログへのアクセスは大きく4つに分けることができます。

Google等の検索サイトからのアクセス

GoogleやYahoo!などの検索サイトの検索結果に、自社ブログが表示されて、そこをクリックした際のアクセスになります。検索ユーザーは目的を持って検索し、あなたのブログに訪れるので、質の高い記事を提供できていればファンになってくれる確率が高いはずです。

SNS等のソーシャルメディアからのアクセス

FacebookやTwitter、インスタグラム等からのアクセスになります。SNSはユーザー同士のコミュニケーションで情報が拡散するという特長があります。より多くのユーザーにブログを知ってもらうためにSNSを上手く活用しましょう。

SNS以外のWEBサイトからのアクセス

自社ブログへのリンクが貼られている、WEBサイト(SNS以外)からのアクセスになります。知名度が高くアクセスの多いWEBサイトにリンクが貼られれば、そこからのアクセス数はかなり期待できるでしょう。リンクを貼ってもらえること自体が、自社ブログを高く評価してくれていると判断できます。これはGoogle等の検索結果にもプラスに働きます。

他のサイトを経由せずに直接アクセス

直接アクセスとはどういうことでしょうか? これはWEBブラウザのブックマークに既に登録されていて、そこからのアクセスになります。またはURLを直接打ち込んでのアクセスになります。自社ブログがブックマークに登録されていると言うことは、既にファンになってくれている可能性が高く、継続してアクセスしてくれる可能性も高いと言えます。

ここでは主に、検索サイトとSNSを活用してブログ記事へのアクセス数を増やす方法を紹介していきます。

検索サイトを活用して、ブログ記事をアクセスアップ!

検索サイト検索サイトからのアクセスを増やすには、検索結果で上位に表示される必要があります。この検索で上位に表示されるための施策をSEO(サーチエンジン最適化)といいます。SEOは記事を制作するときから意識するようにしましょう。

以下のようなことを気を付けながら記事を考え制作していきましょう。

  • ターゲットを絞り、何を主題に置いた記事にするのか
  • 検索ユーザーが記事を検索する際に、どんなキーワードを使って検索するかを予測する
  • 記事のタイトルに予測したキーワードを含める
  • 記事本文にキーワードを散りばめる(文章が不自然にならない程度に)
  • 記事の管理画面にdescriptionを入力する場所があれば、そこにキーワードを含めた記事の紹介文を入れる
  • 記事の管理画面にkeywordsを入力する場所があれば、そこにキーワードを入れる
  • ページタイトルやdescriptionは検索結果にも表示されるので、ユーザーの興味を引く魅力的なコピーを考えましょう。

公開後、記事内容を改修して検索上位に!

公開したけどイマイチ検索上位に表示されない場合の施策です。制作した記事に設定したキーワードで、検索上位に表示されるページを研究してみましょう。おそらく上位の記事内容に共通した部分が見つかるはずです。自社の記事にもその部分を取り入れてみましょう。公開してみてアクセスが少なければ、改善して検索順位を上げていきましょう。

SEOについてこちらでより詳しく解説しています。
SEO対策の基本を解説!成果を出すSEO対策基本知識と方法 >
効果が高いのに見落としがちなSEO6選 >
WEBコピーライティングで検索結果のクリック率を上げる方法とは? >

SNSを活用して、ブログ記事をアクセスアップ!

SNSWEBに公開した記事をより多くの人に知らせましょう。その際に有効なのがSNSの活用です。先にも述べたように、SNSは情報が拡散してより多くのユーザーに情報を届けられる可能性があります。情報の拡散はFacebookであれば「いいね!」や「シェア」で、twitterであれば「リツイート」で情報が拡散されます。
でもその前に!先ずは友達(Facebook)やフォロワー(twitter)を増やしておく必要があります。友達やフォロワーはあなたのSNSへの投稿を見てくれる人たちです。これが少ない状態で情報を発信するのは、2・3人の人たちの前で大声でアピールするようなものです。先ずは話を聞いてくれる人たちを集めておきましょう。

どんなユーザー層がターゲットなのか?

ターゲットは記事を書く際に既に決定していると思います。SNSはそれぞれに特色があり、ユーザー層もSNSによって様々です。記事内容やターゲットによって、どのSNSを利用するのか検討する必要があります。

SNSで発信する時間帯にも注意!

時間帯友達やフォロワーを増やして記事を公開したら、いよいよSNSで情報を発信します。しかし記事を発信する際に注意しなければならないのが、時間帯です。記事の内容によって、「いいね!」や「リツイート」などユーザーのアクションが起きやすい時間帯が変わってきます。
twitterは早朝5時、Facebookは午後2~4時あたりが情報が拡散されやすいというデータが出ているようです。また、女性向け記事は19時、ビジネス向けは早朝5時台が拡散されやすいようです。
ニュース記事をいつ配信すると、SNSで話題になりやすい?>

朝5時になんて投稿できないよ!!と言う方、大丈夫です。
Facebookには投稿日時を設定できる機能があります。twitterにも投稿日時を設定できるプラグインがあるので、そちらを活用しましょう。
TwitDelay >

SNSでの発信は1回だけではなく、時間帯をずらして複数回発信した方が効果的です。全てのフォロワーが同じ時間帯に見ているわけではないですからね。ただしやり過ぎると目障りな印象を持たれてしまうのでほどほどにしましょう。

SNSに広告を出稿する

Facebookは実名登録が基本です。名前、生年月日、性別、住んでいる場所、趣味まで細かく情報を設定しています。Facebook広告を出す際は、このデータを利用した細かなターゲット設定ができるため、より効率的な広告展開ができます。「友達」や「いいね」を増やす施策や、記事への誘導にも活用できます。
3分でわかる!Facebook広告のメリット・デメリット >

SNSの比較

Facebook

  • 国内ユーザー:2,400万人(2015年3月) 参考
  • 主なユーザー層:20~40代の男女

基本的に実名制で顔写真をアイコンに使用するため、リアルな友人、仕事関係のつながりが特徴です。そのためネガティブな投稿は少なく節度のあるやり取りが多いです。

twitter

  • 国内ユーザー:3,500万人(2015年12月) 参考
  • 主なユーザー層:10~20代の男女

匿名アカウントのユーザーが多く、気軽に投稿できるため、ポジティブ、ネガティブな発言共に拡散力が高いことが特徴です。そのため炎上の危険性も高いので注意が必要です。

インスタグラム

  • 国内ユーザー:810万人(2015年6月) 参考
  • 主なユーザー層:20代の女性(若年層の男性も増加傾向)

写真でのコミュニケーションがメインのSNS。おしゃれな写真が多く企業での利用は業種に向き不向きがありそうです。飲食店や美容系、アパレル系などビジュアルを重視する業種が向いているのではないでしょうか。

まとめ

WEB解析コンテンツマーケティングは成果が出るまでに時間がかかると言われています。定期的に記事を公開して、ブログ全体の記事の数を増やし、ユーザーとの接点の間口を広げていくことが大切です。アクセスの少ない記事は改善して様子を見る。ダメなら再度改善や別の施策を考える…という地道な作業の繰り返が、ファン獲得に繋がっていくはずです。

WEBデザイナー / I.H